ジャガイモ栽培では、芽が地上に出揃ったら”芽かき”の作業をすることが推奨されています。
しかし、何本の芽を残すのが適切なのだろう?と思ったことはありませんか。
そこで、今回の記事では、芽かきが収穫に与える影響を”芋のサイズ”と”収穫量”の観点から検証しました。
具体的には、芽かき後の芽の本数を2本にした株と3本にした株で比較をしています。
どのような結果になるか、気になる方はぜひご覧ください!
使用した種芋と芽かき後の様子
まずは、検証の条件をご紹介します。
今回は秋植えで検証するため、使用した種芋はコチラのデジマです(6個入り)↓
植え付け後に芽が出揃ったら、芽が2本と3本の株それぞれ3つずつになるように仕立てました。
コチラ芽が2本↓
コチラは3本↓
このあと、花が咲く頃に土寄せ+追肥をして収穫を迎えます。
収穫時期の地上部の比較
まずは収穫時期の地上部の葉っぱの様子を比較してみます。
芽2本の株の状態はコチラ↓
芽3本の株はコチラ↓
地上部の葉っぱの状態は芽の本数による差が特にありませんでした。
ちなみに、収穫時の葉っぱの状態についてはコチラの記事でも考察していますので、興味がある方はぜひご覧ください。
優しく土を掘り返すと、ジャガイモが出てきました!
さぁ、次は芋の状態を比較します。
比較写真
それでは、芽2本と芽3本で収穫できるジャガイモに差があるか比較していきます。
コチラの写真↓は芽2本と3本の芋を並べた写真です。
芽2本のほうが芋が大きくて数が少なく、芽3本のほうは芋が少し小さくて数が多いです。
コチラ↓も同じ傾向です。
見た感じでは、芽を少なくした方が芋が大きくなるという説は本当のようです!
芋のサイズと数を集計
見た目の比較だけではなく、どれくらいの大きさのジャガイモが何個収穫できたのか、測定および集計してみた結果もご紹介します。
集計結果は下表のとおりです!
芽2本 | 芽3本 | |
ひと株あたりの平均収穫量 | 7個 | 11.6個 |
平均サイズ | 7.1cm | 5.5cm |
ということで、芽の本数が少ない方が収穫量は少ないですが、その分ジャガイモが大きく育つ、という結果になりました。
芽を多く残すと、ジャガイモがたくさんできてしまい、栄養が分散して芋が大きくなりにくい。
ということかと思います!
結論
今回は芽かきの効果を確認するために、芽かきが収穫量とサイズに与える影響について検証してみました。
その結果、芽かきをして芽の本数を減らすことでジャガイモが大きくなるという事実を確認することができました!
また、芽を多く残したほうがジャガイモがたくさんできることも確認できたため、栄養が分散して芋が大きくなりにくい、という通説も実証することができました。
大きくて立派なジャガイモを収穫したい場合は、しっかり芽かきをしたほうが良いですが、逆に小さいジャガイモがたくさん欲しい場合は、芽をたくさん残しても良さそうです。
以上、参考になれば幸いです!
なお、ジャガイモ栽培の全体的な流れはコチラの記事を参考にしてください↓
(参考)畑が無いならポテトバッグでジャガイモ栽培!
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