今回の記事では苗から始めるカボチャの育て方について我が家の実例を交えてご紹介します。
カボチャ栽培は、定番の夏野菜であるトマトやナス等とは育て方がかなり異なります。
初心者が迷うポイントを中心に解説しますので、これからカボチャ栽培を始める方や、カボチャ栽培に興味がある方はぜひご覧下さい。
目次
初心者に伝えたい5つのポイント
最初に結論から。
初心者に伝えたいポイントは以下の5つです。
① 十分な敷地が必要!
② 植え付け初期のウリハムシ被害に注意!
③ うどんこ病は早期発見で対処!
④ 最初のうちは人工受粉を!
⑤ 日数管理で収穫時期の見極めを!
カボチャ栽培全体を解説しながらポイントを紹介していきます!
植え付け準備(ポイント① 十分な敷地確保を!)
まずは植え付け準備です。
土作りや畝立ては特別なコツは必要ありません。
窒素過多だと着果しにくくなるようなので、バランスの良い8-8-8の肥料を元肥として、15cmくらいの高さに畝立てします。
このあたりは他の野菜と同じなので、特段意識して取り組む必要はないのですが、土作り以前に、大事なポイントはコチラです。
ポイント① 十分な敷地が必要!
例えば、つるを整理しない放任栽培の場合、コチラの写真のように広範囲につるが広がります。
ということで、大前提として、つるを伸ばすための十分な敷地を確保してから栽培を始めましょう。
ちなみに、カボチャ栽培はプランターだと難易度が格段に上がります。
初心者は敷地が十分にある畑で挑戦しましょう!
植え付け初期(ポイント② 害虫対策を!)
カボチャは乾燥気味を好むので、植え付け初期はしっかり水やりをしますが、根が定着したら水やりは控えめにします。
そして、この頃に気を付けるポイントはコチラ。
ポイント② 植え付け初期のウリハムシ被害に注意!
カボチャ等のウリ科の野菜は、ウリハムシの被害に遭いやすいです。
ウリハムシに襲われると、コチラの写真のように葉が穴だらけになってしまいます。
特に、植え付け初期はまだ成長に勢いかありませんので、ウリハムシの被害に負けてしまうことがあります。
被害の状態次第では、防虫ネット等で物理対策をオススメします。
防虫対策についてはコチラの記事で詳しく解説しています↓
気温が上がると、ウリハムシの被害よりも新しい葉が出るスピードが上回ります。
それまでは、守ってあげるのがオススメです!
つるが伸び始めた頃の管理(ポイント③ うどんこ病に注意!)
つるが伸び始めたら、つるの整理をする栽培手法も方法がありますが、敷地さえあれば放任でも問題ありません。
もし、つるを整枝したい場合はコチラの記事も参考にして下さい↓
整枝する場合もしない場合も、つるが伸び始めた時期のポイントはコチラ↓
ポイント③ うどんこ病は早期発見で対処!
カボチャ栽培は、かなりの高確率でうどんこ病を発症します。
発症するとコチラの写真のように粉を被ったような状態に↓
うどんこ病にかかった葉は光合成することができなくなり、やがて枯れてしまいます。
また、放置すると爆発的に広がるため、早期発見して対処する必要があります!
対応方法としては、初期であれば被害に遭った葉を除去したり、500倍〜100倍に希釈した重曹水を吹きかけて被害拡大を防ぐことができます。
さらに確実に症状を抑えたい場合はコチラのカリグリーンという薬剤がオススメです。
肥料の役割も果たすため、多くのサイトで紹介されています。
うどんこ病について、詳しくはコチラの記事で紹介しています↓
なお、うどんこ菌は高温に弱いのか、夏本番になると自然と被害は収まります。
一番果の着果時期の管理(ポイント④ 最初のうちは人工受粉を!)
カボチャは雄花の花粉を雌花に受粉させないと実ができません。
たくさん花が咲いていれば虫が受粉してくれますが、まだ花が少ない最初のうちは人工授粉をオススメします。
ということで、4つ目のポイントはコチラ
ポイント④ 最初のうちは人工受粉を!
人工受粉の方法としては、雄しべをちぎって雌しべに擦り付けても良いですし、雄花が少ない場合は筆を使って受粉してもOKです!
筆で雄しべをチョンチョンすると、こちら↑の写真のように花粉が付くので、そのまま雌しべに擦り付ければオッケーです。
なお、受粉の時間帯は朝早ければ早いほど良いです!昼頃には花粉が無くなっていることがあります。
収穫時期の管理(ポイント⑤ 適期の見極めが肝心!)
無事に着果したら、あとは適期を待つだけですが、ここでぜひ押さえてほしいポイントがコチラ↓
ポイント⑤ 日数管理で収穫時期の見極めを!
ということで、カボチャの収穫時期の見極めは、着果からの日数管理が重要です。
必要日数は品種によって異なりますが、40日近くかかる品種が多いようです。
我が家の日数管理の方法としては、着果したのを見つけたらすぐにコチラの写真のように番号札などを付けておき、写真を撮るようにしています。
最初に写真を撮っておけば、撮影日時から逆算して、日数管理が容易です。
収穫時期の見極めについては、コチラの記事でも紹介しています↓
受粉管理している場合は、受粉日や収穫予定日を書いた札を付けるのもオススメです!
まとめ
今回はカボチャ栽培について、初心者必見のポイント5選を中心に紹介しました。
あらためてポイントをまとめると、以下のとおりです。
① 十分な敷地が必要
② 植え付け初期のウリハムシ被害に注意!
③ うどんこ病は早期発見で対処!
④ 最初のうちは人工受粉を!
⑤ 日数管理で収穫時期の見極めを!
いかがでしたでしょうか?
他の夏野菜とはひと味違うカボチャ栽培。ぜひ挑戦してみてください!
畑が無い人は、、、
今回の記事で紹介したとおり、カボチャ栽培は広い敷地が必要なので、アパートやマンションの方はなかなか難しいですよね。
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