春ジャガと秋ジャガの栽培について、大まかな流れは同じですが、細かい点で少し違うところがあります。
今回の記事は秋ジャガ栽培をしてみて気が付いた春ジャガとの違いを、品種選びから芽かきまでの6ステップの実例とともに考察してみたいと思います!
ジャガイモ栽培に興味がある方は、知っておいて損は無いと思うので、ぜひご覧ください!
目次
種芋選定の実例
まずは種芋について。
秋ジャガ栽培の際に選んだ種芋はコチラ↓
デジマという秋ジャガの品種です。
春との違い(品種)
春ジャガと秋ジャガはそもそも品種が全然違うようで、春ジャガの種芋を秋に植えても上手く育たない場合が多いです。
植え付け時期にホームセンターで買えば間違えることはないかと!
春ジャガの残りを植えるのはNGですね。
ちなみに、種芋はネットでも買うことができますし、ネットのほうが種類も豊富です。
リンクを貼っておきますので、色んなショップを探してみるのも楽しいですよ。リンクはコチラ↓
芽出しの実例
購入したデジマの種芋を、植え付け前に室内で3日ほど芽出しをしました!
春にも検証したのですが、芽出しは電気無しで過ごせるくらいの明るさの室内で放置するだけで、実はOKです。
検証した際の記事はコチラ↓
春との違い(芽出し)
春ジャガと比較すると、芽出しの期間がとても短かったです!
春は2〜3週間掛かったのに対して、秋は3日くらいでニョキニョキ生えてきました。
春よりも気温が高いので、芽がすぐに起きるのかもしれません。
植え付け時の実例
秋ジャガの植え付けは9月初旬頃がベストシーズンです。
ちなみに土作りは2週間前に牛糞堆肥。1週間前に肥料を入れてすきこみました。
いよいよ植え付けようと思って種芋をよく見ると、
なんだか少し変色しています。
さらによく見ると、少し傷が付いている種芋もありました。
購入時によく見ればよかったのですが、時すでに遅し。
気にせず植え付けました。
上手くいくか少し心配ですが。。。
春との違い(植え付け)
春ジャガと違い、秋ジャガは種芋を切って植え付けることはオススメできません。
秋ジャガは植え付け時の土中温度が高いため、切った断面から腐敗することがあるようです。
ちなみに、我が家は春も切らずに植え付けるので、春と秋で違いは特にありませんでした。
発芽期間の実例
植え付けから約2週間後、無事に発芽しました!
種芋が傷ついていたので心配でしたが、全て無事に芽を出しました。
春との違い(発芽)
発芽までの日数も秋ジャガはとても短かったです!
2月に植えた春ジャガは芽が出るまでに1ヶ月かかりましたが、今回は2週間ほどで芽が出ました。
気温が高いと成長も早いようです!
芽かきの実例
地上部が10cmくらいになったら芽かきをします。
たくさん芽が出てきますので、元気な2〜3本を残してあとは引っこ抜きます。
抜く際は土中の種芋付近から抜けるように、慎重に引き抜きます。
例えばコチラ↓の株は、
こんな感じに3本に。
コチラ↓は、
2本に芽かき↓
植え付けた6個のうち、半分は2本仕立て、半分は3本仕立てにしました!
芽かきが収穫に与える影響については、コチラの記事で解説していますので、興味がある方はぜひご覧ください↓
春との違い(芽かき)
芽かきの作業自体は春も秋も同じでした。
また、芽が出てから芽かきまでの期間も、意外にも春と秋で同じくらいでした。
土寄せと追肥の実例
芽かきと同じタイミングで土寄せと追肥を行います!
先ほど芽かきしたコチラ↓の株を、
5cmくらいの高さを土寄せしました。
コチラ↓も、
こんな感じ↓で土寄せ。けっこう埋まります。
土寄せ後は株元に追肥して作業完了です。
春との違い(土寄せと追肥)
土寄せと追肥については、春も秋も同じ作業内容でした。
まとめ
今回は秋ジャガの芽出しから芽かきまでの作業について、春との違いを考察してみました。
まとめると以下のとおりです。
・秋ジャガと春ジャガは品種が違うので、秋ジャガ専用の品種を選ぶ
・芽出しは春よりも短期間
・植え付け時は種芋を切らない
・植え付け後に芽が出るまでの期間は春よりも短い
・芽かき、土寄せ、追肥の作業内容は春と同じ
以上、参考になれば幸いです!
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