我が家で家庭菜園しているカボチャがうどんこ病になってしまいました。
うどんこ病の基本情報や対処法、特に重曹水による対策を紹介しますので、気になる方はぜひご覧ください!
前回のカボチャの記事はコチラ↓
目次
うどんこ病とは
うどんこ病にかかると、葉の表面に白いカビが発生します。
うどん粉をまぶしたような見た目なので、うどんこ病と呼ばれるようです。
コチラは我が家の実例(カボチャ)です↓
白い粉が振り掛けられたような見た目です。
うどんこ病に感染すると、葉の表面にカビが広がって光合成ができなくなり、やがてその葉は黄色くなって枯れてしまいます。
そして、うどんこ病の怖いところは、発症すると爆発的なスピードで被害範囲が広がることです!
我が家も5日間ぶりに畑に行ったら、いつの間にかカボチャで被害が拡大していました↓
ということで、焦って色々調べました。
発生条件
「カビ」と聞くと、ジメジメして温かい環境を好むかと思いきや、うどんこ病の菌は涼しくて乾燥した環境で繁殖しやすいようです。
例えば、梅雨入りしたけど雨が少なく、そこまで暑くない6月なんかはうどんこ菌にとっては過ごしやすい環境といえます。
ちなみに、乾燥を好むと言っても高温には弱いため、真夏の炎天下ではそこまで被害が広がらないとのこと。
我が家でも梅雨時期の晴れた週に発生しました。
うどんこ病の発症を防ぐ対策
うどんこ病を防ぐためには、日当たり、水はけ、適切な水やりなどの基本的な対策に加えて、風通しを良くすること、窒素過多にならないように注意すること、が挙げられます。
この手の病気の話を調べると、結局のところ、基本に忠実に育てることが1番の対策、という結論に行き着きます。
発症後の対策
どれだけ対策をしていても野菜によっては、かなりの高確率でうどんこ病が発症してしまうようです。(特にカボチャはほぼ必ず発病するという情報も!)
もし発症してしまっても、発症後の対策はいくつかあります。
その1 農薬
1番確実なものは農薬です。
ありがたいことに、うどんこ病に効く農薬はいくつか存在します。
下のリンクにあるカリグリーンは、うどんこ病の菌を退治する効果があり、肥料の役割も果たすため、多くのサイトで紹介されています。
その2 重曹水(オススメ!)
農薬を使わない対策として、重曹水も効果があるとされています。
重曹を500倍程度に薄めて、霧吹きで吹きかけることで菌を退治する効果があるようです。
酢を使う方法もあるようですが、あまり効果が無いという意見が多いようです。
その3 重症の葉は切って処分
農薬や重曹水による治療法をご紹介しましたが、症状が進行した葉は治療が難しいため、切って処分することが推奨されています。
うどんこ病の菌は風に乗って爆発的に広がるので、早期に発見できれば葉を処分するだけで感染拡大を防げる可能性があります!
重曹水の作り方
重曹水は1000倍〜500倍希釈して使います。
重曹1gに対して水を1000mlで混ぜれば1000倍希釈になります。
重曹1gに対して水500mlなら500倍希釈です。
簡単な計算なのですが、いざ自分で考えると一瞬わからなくなるのは筆者だけ…?汗
我が家の対策実例
我が家は農薬を使うほどの規模の畑では無いため、重曹水で被害拡大を防ぐ方法を採用しました!
ただし、この方法で完治することは難しいようなので、症状のひどい葉を切り取り、残った葉に対して使用することにします。
例えば、コチラの葉くらいまで発症していると、もう治る可能性は薄いので処分です。
うどんこ病の菌は風に乗って他の葉に感染します。
処分する際は、畑の外で処分しましょう。
そして、残った葉には重曹水を使用してみます。重曹水は500倍希釈したものを準備しました。
実際に毎朝吹きかけてみたところ、完全に治ってはいませんが、明らかに被害拡大スピードは遅くなりました!
そして、梅雨が明けて猛暑になったら、うどんこ病の拡大は自然におさまりました。
本格的に暑くなるまで耐えられれば、致命的な被害は避けられるみたいです!
まとめ
今回はカボチャのうどんこ病について紹介しました。
まとめると以下のとおりです。
・うどんこ病はカビ菌が原因で、涼しくて乾燥した環境を好む
・うどんこ病を防ぐためには、野菜作りのための基本的な環境整備に加えて、風通しと窒素過多に注意
・感染してしまったら、症状のひどい葉は畑の外へ処分。症状が出始めの葉は農薬(カリグリーン等)または重曹水でカビ菌を退治
・重曹水を実際に使ってみた結果、完全には治らないが、感染速度を抑える効果を確認
以上、参考になれば幸いです!
コメント