土作りの資材として一般的によく使用される苦土石灰。
ジャガイモは酸性土壌を好むので、必要ないことがあるんです!
今回の記事では、実際に植え付け前に土壌酸度の確認をして、苦土石灰の使用要否を検討しました。
実例を見てみたい方はぜひご覧ください!
目次
ジャガイモに適した土壌酸度(ph)と苦土石灰要否の考え方
冒頭でも簡単に説明したとおり、ジャガイモに適したphは5.0〜6.0であり、他の野菜と比べて酸性寄りの土壌酸度を好みます。
そのため、土壌酸度をアルカリ性にするための苦土石灰散布は必ずしも必要ではありません。
ただし、苦土石灰に含まれるカルシウムやマグネシウムは野菜の生育に有効な成分なので、土壌酸度が5.0付近の時は少量使うと良さそうです!
我が家も土壌酸度を測定して、苦土石灰の散布要否を検討します!
土壌酸度の測定機器
土壌酸度の測定にはコチラの商品を購入しました!
ちなみに、もっと安い商品も使ってみましたが、何回試しても針がピクリとも動きませんでした。。。
この商品は少し高いですが、ちゃんとしたメーカーの物が安心です!
測定方法
測定方法は以下のとおりです。
①測定箇所に水をかけて湿らせる。(水をかけてから30分くらいおくと良い)
①尖っているほうの金属部分の表面をサンドペーパーで削る
②土に刺す
③針が安定するまで待つ(数分)
サンドペーパーは商品に同封されてないので注意!
測定結果の実例と苦土石灰要否検討その①
2023年の植え付け前に実際に測定してみた結果はコチラ!
植え付け箇所の土壌酸度(ph)は約6.0でした!
ジャガイモに適した土壌酸度はph5.0〜6.0なので、ギリギリOKです。
苦土石灰を使うとphが6.0以上になってしまいそうなので、この場合は使用しないことにしました!
phが5.0付近の時は苦土石灰を蒔いて栄養補給しましょう!
特に5.0より低い(酸性寄り)の時はアルカリ性に戻すためにも苦土石灰が必要です。
測定結果の実例と苦土石灰要否検討その②
続いて、2024年に測定してみた結果もご紹介します。
今まで耕作していなかった箇所での測定です。
結果はコチラ↓
phは5.0に近いです。ギリギリ大丈夫そうですが、念のために少し位置をズラして測定します。すると、、、
ph4.5くらいでした!
他にも複数ポイントを測定して、ph5.0以下の箇所が多数だったので、この場合は苦土石灰を散布します。
測定位置を数10センチでもズラすと数値が変わってくることがあるので、何箇所か試してみることをオススメします!
〈参考〉植え付けの様子
参考に、植え付け時の様子もご紹介します。
1ヶ月ほど芽出しした後に植え付けです。
芽出しをした時の記事はコチラ↓
植え付けの際は、幅50cmくらいの畝に30cm間隔で植え付けていきます。
ジャガイモの上に5cmくらいは土が被さるように、10cmくらいは掘って植えました。
まとめ
今回は土壌酸度を測定してからジャガイモを植え付ける様子をご紹介しました。
まとめると以下のとおりです。
・ジャガイモに適した土壌酸度はph5.0〜6.0!
・土壌酸度の測定は専用の測定機器を!(安物はオススメしません)
・土壌酸度によって、苦土石灰の使用を検討する!
・植え付けは30cm間隔で、5cmくらいはジャガイモの上に土が被さるように!
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