ミニトマトは家庭菜園で人気の野菜ですが、ある程度成長したら「摘芯」という作業をしたほうが良いです。
でも初心者の方は、摘芯と言われてもピンと来ませんよね。
今回の記事では、摘芯が必要な理由や、実際の摘芯作業について、写真を用いて図解してみました。
摘芯の実例を知りたい方はぜひご覧下さい!
目次
摘芯とは?
摘芯とは、簡単に言えば、上に伸びるのを止めることです。
トマトに限らず、野菜の苗は順調に育つとどこまでも成長し続けます。
成長させとけば良いじゃん?なぜ成長を止める?!と思う人もいるかもしれませんので、摘芯したほうが良い理由かあるんです。
以下で簡単に解説します。
理由その① 苗の成長よりも実の成長
野菜の株にとって、葉を増やしながら茎を伸ばす事は大きなエネルギーを必要とします。
同様に、実を美味しくするためにもエネルギーを必要とします。
しかし、株が持つエネルギーには限りがあるため、ある程度実がつき始めたら苗の成長ではなく、実を美味しくすることにエネルギーを使わせた方が良いのです。
摘芯することで美味しい実が採れるようになります!
ちなみに下の写真は摘芯せずにプランター栽培していた頃の失敗例です。
実がまだあるのに、エネルギー切れで株が枯れてしまいました。
理由その② 大きくなりすぎて困る
これは単純な理由ですが、大きくなりすぎたら支柱の高さが足りなくなって、茎が折れたりする可能性があります。
物理的な理由で、摘芯したほうが管理しやすいというわけです。
これ以上は支柱が足りない・・・となったら摘芯しても良いかもしれません。
理由その③ 秋野菜への移行
摘芯せずにいつまでも夏野菜の栽培を続けていると、秋野菜への移行タイミングを逸してしまいます。
収穫後は株を撤去したり土作りをしたり忙しいので、ある程度でキリを付けるという意味でも摘芯は有効です。
理由③については、夏野菜しか育てていない人はあまり関係ないですね。
摘芯のタイミング
摘芯のタイミングに決まりはありませんので、支柱の高さが足りなくなったら摘芯しちゃいましょう。
注意点としては、当たり前ですが摘芯して以降は新たに花が付くことはありません。
なので、摘芯する前には、実の数を確認しておきましょう!
下の写真のように実が付いた枝が5,6個くらいが適正、とよく見かけますが、1つの枝に何個付いてるかにもよるので、参考程度にお考えください。
我が家の摘芯のタイミング
我が家はフェンスを利用して支柱を立てているので、フェンスの高さに達したら摘芯します。
この写真の時はまだ小さいですが、、、
下の写真は6月10日頃で、水平支柱を2本に増やしています。
6月20日にはフェンスの高さに到達。
ここで摘芯します!
ちなみに、我が家の場合、摘芯する時には下の写真のような実が付いた枝が6本くらいありました。
写真で確認できるだけでも一つの枝に12個くらいは実が付きそうです。6本あれば上手くいけば最低でも60個。
実際には、この枝がさらに枝分かれしながら花を咲かすこともあるので、上手くいけば100個くらい実ができそうです。
それくらいあれば十分なのでこのタイミングで摘芯します!
摘芯のやり方(実際の写真で図解)
摘芯のやり方は簡単です。苗の成長点をプチっとちぎるだけです。
注意点としては、実を付ける枝の上に少し葉を残したほうが良いです。そうしないと、葉っぱの光合成でできた栄養が実に行きづらくなるらしいです。
実際に摘芯した直後の写真がこちらです。実の上に葉を残そうとした結果、摘芯前後が超絶わかりづらくなりました。すみません。汗
摘芯直後の写真はビックリするくらい分かりづらいですが、摘芯して10日後には良い写真を撮れました!
摘芯したことにより、上方向に新しい葉が出てくる様子は無くなりました!
あとは脇芽を除去しながら、実が食べれるようになるのを待つのみです!
摘芯は素人でも簡単にできます!ほど良いタイミングで摘芯して、美味しい作物を収穫しましょう!
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