春植えのジャガイモは、暖地では2月〜3月頃に植え付けるのが一般的ですが、この時期だとまだ朝晩の気温が低いことがあります。
そんな時期に気を付けたいのが霜害や低温障害です。
気温が低すぎたり霜が降りたりすると、せっかく発芽したジャガイモの芽が枯れてしまうことがあります。
そんな時にどうすれば良いのか、実例と併せてご紹介します!
低温障害・霜害の実例
ジャガイモはせっかく発芽して地上に芽が出てきても、気温が0℃近い日が続くと霜害・低温障害によって葉が茶色になり枯れてしまうことがあります。
コチラは実際に枯れてしまったジャガイモの芽です↓
発芽した頃の気温は以下のとおりで、最高気温が20℃になる日もあるくらい、暖かい日が続きました。
最高気温 | 14.1℃ | 17.9℃ | 21.7℃ | 15.7℃ | 11.0℃ |
最低気温 | -0.8℃ | 0.6℃ | 3.0℃ | 5.3℃ | 2.0℃ |
これくらい暖かいと、マルチで保温していれば芽が出てきます!
いっぽう、枯れてしまった週の気温は下表のとおりです。最高気温が10℃以下の日や、最低気温が氷点下付近の日が続きました。
最高気温 | 13.0℃ | 8.8℃ | 8.3℃ | 11.0℃ | 7.8℃ |
最低気温 | -0.5℃ | 0.5℃ | -1.1℃ | -2.4℃ | 2.1℃ |
ジャガイモの芽が茶色くなってしまったら、本項の気温と写真を参考に霜害・低温障害を疑いましょう!
霜害・低温障害になってしまったら?
さて、実際に霜害・低温障害になってしまったらどうすれば良いのでしょうか。
結論からいうと、寒い日が何週間も続かない限り、何もする必要ありません。
なぜなら、多くの場合は暖かくなったら緑の芽がまた出てくるからです。
コチラの写真は葉が枯れた後に5日ほど暖かい日が続き、新しい芽がまた出てきた状態です↓
よく見ると、茶色く枯れた芽と新しい芽が混在しているのがおわかりでしょうか?
霜害・低温障害の対策
霜害・低温障害を事前に対策する場合は、保温することが大事です。
マルチ栽培をしている場合、発芽後にマルチに穴を空ける際は、穴あけ後に気温の低い日が続かないか確認しましょう。
気温の低い日が続く場合は、マルチの穴あけを遅らせることで霜害を防げる可能性があります。
発芽したら早く穴あけしてあげたくなりますが、寒いと上手く育ちませんので、焦らずいきましょう!
また、マルチ未使用で発芽した場合も、後からマルチをかけてあげることで保温効果が期待できるので、霜害を防ぎたい場合は活用してみましょう!
黒マルチが最も保温性が高いですが、不織布などでもOKです!
まとめ
今回はジャガイモの霜害・低温障害について紹介しました。
まとめると以下のとおりです。
・ジャガイモは、せっかく発芽しても霜や低温でかれることがある
・霜や低温で枯れてしまっても、暖かくなればまた新しく芽が生えてくる
・事前に低温対策をしたい場合はマルチを使用する
以上、参考になれば幸いです!
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