【土寄せ不要⁈】ジャガイモのマルチ栽培!マルチ有無で収穫量の違いを比較

家庭菜園
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一般的に、ジャガイモ栽培では土寄せという作業が必要です。

ジャガイモが地表に出てこないようにすることが土寄せの目的なのですが、マルチを使って栽培する場合は、面倒な土寄せは不要です。

今回の記事では、実際にジャガイモをマルチ栽培する様子をご紹介します。

収穫量や管理方法をマルチ有無で比較・検証しますので、興味がある方はぜひご覧下さい!

筆者はこんな人
2.5坪の庭人

・家庭菜園等の庭仕事や植物が大好きな30代前半サラリーマン
・子供の頃の実家でのお手伝いからカウントすると、家庭菜園歴は20年以上!
・マイホームの約2.5坪の庭で家庭菜園やガーデニングを楽しんでいましたが、2023年からは隣人に畑を借りて野菜作りも開始
・主に土日しか庭に出れない忙しい筆者でも実践できる家庭菜園やガーデニングのノウハウと実例をブログで紹介しています!

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マルチ栽培と普通栽培の違い

まずは、マルチ栽培の一般的なメリットをご紹介します。

・地温が上がりやすく発芽しやすい

・雑草が生えにくい

・土寄せしなくて良い

筆者
筆者

これらについて、実際に検証してみます。

使用した種芋

検証に使用した種芋はコチラ↓

メークインにて検証します!

使用した種芋(メークイン)
筆者
筆者

全部で12個入ってましたので、マルチ有りパターンと無しパターンを6個ずつ検証します。

植え付け

約2週間、芽出しをして植え付けます。

芽出しをした種芋

6個をマルチあり、6個をマルチ無しで植え付けます。

植え付け時の様子(半分はマルチあり、半分はマルチ無し)
筆者
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日当たりや土の条件は同じです。さぁ、どうなるでしょうか?

比較① 発芽までの日数

まずは発芽までの日数を比較します。

マルチ有のほうは、早いものは植え付けから15日で発芽。遅いものも21日で全てが発芽しました!

マルチを使用した畝の発芽の様子

いっぽう、マルチ無しのほうは植え付けから35日でようやく発芽。6株全て発芽するのに40日かかりました。

マルチ未使用の畝の発芽
筆者
筆者

ということで、発芽までの必要日数をマルチ有無で比較すると、マルチを使うほうが明らかに発芽が促進されることがわかりました!

マルチにより地温が確保できるからだと思います!

比較② 追肥と土寄せ

続いて、追肥と土寄せの作業について比較してみます。

マルチ無しのほうは、丈が15cmほどになった頃に1回目の土寄せ、花が咲いた頃に2回目の土寄せをします。

コチラの写真は1回目の土寄せ前↓

土寄せ前の状態(マルチ無しの畝)
草が生えてきています・・・…

コチラ土寄せ後です↓

土寄せ後の状態(マルチ無しの畝)

いっぽう、マルチをしている畝は土寄せしません↓

マルチ有の畝
筆者
筆者

マルチをしている畝は土寄せは不要です。(というか土寄せできない)

追肥については、土寄せ(マルチ無し)のタイミングで、両方の畝に行いました。

マルチ無しの場合は根元にパラパラと追肥↓

追肥の様子(マルチ無しの畝)
ちなみに、コチラの写真は2回目の土寄せ時

マルチをしているほうは、根元の穴から流しこみます↓

追肥の様子(マルチ使用の畝)
筆者
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ということで、土寄せはマルチがあれば省略可能。

追肥はマルチ有無に関わらず実施しますが、マルチ有りのほうが若干面倒です。

比較③ 雑草の様子

続いて、雑草の様子を比較します。

コチラの写真は花が咲いた頃の状態ですが、マルチ無しのほうは草がかなり生えています↓

マルチ未使用の畝の雑草の様子

いっぽう、マルチを使用している畝は当然ですが雑草が生えません↓

マルチを使用した畝の雑草の様子
筆者
筆者

ということで、雑草対策には効果絶大です!

比較④ 収穫量とサイズ

最後に収穫量とサイズを比較しますが、その前に収穫時の様子もご紹介します。

収穫時の様子(マルチ有)

マルチ有のほうがマルチ無しの畝より早く地上部が枯れ始めました。発芽時期が早かったからでしょうか。

マルチ有の畝の収穫時にマルチを剥がした際の様子

植え付けからは約90日が経過していますので、マルチ有の畝をひと足早く収穫します。

マルチを剥がすと、芋が顔を出しています↓

マルチの下で顔を出していたジャガイモ

収穫したジャガイモはコチラの写真のとおりです。

マルチ有の畝で収穫したジャガイモ

数はたくさん採れましたが、なんとサイズが小さい芋ばかりでした!

収穫時の様子(マルチ無)

マルチ無しの畝は植え付けから110日ほど経過して、ようやく地上部が黄色くなってきました。

マルチ無しの畝の収穫時の様子

マルチ有の畝と同じ程度に枯れてきたので、いざ収穫です。

コチラがマルチ無しの畝のジャガイモ↓

写真だとわかりにくいですが、マルチ有の畝よりも大きな芋がたくさん収穫できました!

マルチ無しの畝から収穫したジャガイモ
筆者
筆者

ということで、マルチ無しのほうが良い感じにできました!

サイズと収穫量の比較

マルチ有無による収穫量とサイズの比較は下表のとおりです。

マルチ無マルチ有
5cm未満6個34個
5〜8cm23個27個
8cm以上22個14個
合計51個75個

ということで、我が家の場合はマルチ有のほうは小さな芋がたくさんできてしまいました。

筆者
筆者

なぜマルチ有のほうは芋が小さかったのか、考察してみます。

考察1 収穫時期が早かった説

マルチ有の芋が小さかった原因としては、収穫時期が単純に早すぎたということが考えられます。

通常、ジャガイモは植え付けから100日ほどが収穫適期とされています。

今回、マルチ有の畝は植え付けから90日しか経過していませんでしたが、地上部が枯れてきたので収穫に踏み切りました。もしかしたら、それが良くなかったのかもしれません。

地上部の状態に惑わされず、植え付けからの経過時間を基に、収穫時期を判断したほうが良いでしょう!

筆者
筆者

マルチ有のほうが早く発芽するので早く枯れるのかもしれません。惑わされないようにしたいです!

考察2 追肥の時期が適切でなかった説

今回、マルチ有無で比較・検証するために、追肥の時期を両方とも同じタイミングにしましたが、それが良くなかった可能性があります。

というのも、ジャガイモの追肥の時期は、

・芽が15cmほどになった頃の土寄せ時

・花のツボミができた頃の土寄せ時

くらいのタイミングが適期とされており、いずれも土寄せのタイミングです。

ところが、今回の検証では、マルチ無しの畝の土寄せ時に、両方の畝に追肥をしたため、マルチ有の畝にとってはベストタイミングでは無かった、という説です。

筆者
筆者

追肥の時期は適切に!

まとめ

今回はジャガイモ栽培をマルチ有無で実際に比較した結果をご紹介しました。

まとめると以下のとおりです。

発芽速度:マルチ有のほうが10日以上早く発芽した

土寄せ:マルチ有は土寄せが一切不要

追肥:マルチ有は植え穴から追肥しなければいけないので少し面倒

雑草:マルチ有は草抜き不要

収穫量とサイズ:マルチ有のほうが小さい芋がたくさんできた。追肥の時期や収穫時期を判断ミスした可能性かあるので、マルチ栽培でも基本に忠実に行ったほうが良い

来年は追肥時期、収穫時期に注意してマルチ栽培に取り組んでみます!

以上、参考になれば幸いです。

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